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梅沢富美男の全俳句一覧


1 才能アリ 頬紅き少女の髪に六つの花
2 Bブロック脱落 ほろ酔いに赤いタワーも花篝
3 才能アリ 万緑や風まきこみて水落つる
4 才能アリ 雲海や朝日をうみて富士光る
5 才能アリ 黄金なす陽の香背に負う稲架一重
6 才能アリ しんしんと仏の白き息あおぐ
7 才能アリ トランクに腰掛けバス待つ春隣
8 才能アリ 蒼き踏むあおぐ山頂空青し
9 才能アリ 乙女摘む一芯二葉夏は来ぬ
10 才能アリ たいくつなコスモス風を揺すりけり
11 現状維持 千枚田海にくだけり稲すずめ
12 1ランク昇格 湯もみ歌聞こゆ湯畑雪もよい
13 現状維持 車窓にはじょんがらのごと雪しまく
14 1ランク昇格 湯気ましろましらましろよ雪見の湯
15 1ランク昇格 かやぶきの垂氷に溶ける空のあお
16 現状維持 左見右見風を抱くや鬱金香
17 1ランク昇格 ゆるゆると鷹鳩と化す日のリフト
18 現状維持 菖蒲葺く背伸びの空や鯉3つ
19 現状維持 万緑を穿つ朱なる列車かな
20 1ランク昇格 トランクの下の水たまりにも虹
21 現状維持 朝まだき町家にボレロ蝉しぐれ
22 現状維持 肩上げのなおたくし上げ冷やし瓜
23 1ランク昇格 遠花火音のみ響くビルの底
24 1ランク昇格 滂沱たる風鈴の音や市の朝
25 1ランク降格 缶ピース線香がわり墓洗ふ
26 1ランク降格 秋澄むや蒼し肺ふのありどころ
27 1ランク昇格 富士遥かあぜのかりがね寒き朝
28 1ランク昇格 ライン引き残してつるべ落としかな
29 現状維持 午後の陽にバギーの寝息銀杏散る
30 現状維持 南口きみ片待つや去年の冬
31 1ランク昇格 蜜柑「け」とばっちゃが降りた無人駅
D1 降格ドッキリ 富士に手をかざして返す羽根日和
32 1ランク昇格 御降りの洗いて清し富士青し
33 1ランク昇格 銀盤の弧の凍りゆく明けの星
34 現状維持 帯とけばころり福豆二つ三つ
35 現状維持 菜の花や厨に眠るあさり貝
36 現状維持 桃色の先になくなる雛あられ
37 1ランク降格 花びらも乗車するなり春隣
38 現状維持 ハムサンド芥子おおくて夏は来ぬ
39 1ランク昇格 紫陽花の泡立つ車窓午後の雨
40 現状維持 あるじ無き病室の窓四葩咲く
41 炎帝戦① 星空の螺鈿を恋ふる夜光虫
42 1ランク昇格 いさばのかっちゃスカーフはあけびの色
43 才能アリ 絵日記のはみ出すほどに茄子の牛
44 1ランク昇格 夜学果てまだ読みふけるおとがひよ
45 1ランク降格 えり足に冬の風ありLINE消す
46 現状維持 手袋の中の指輪よ再開よ
47 冬麗戦① ざくざくと空切りひらく雪下ろし
48 1ランク昇格 じっちゃんの咳ひとつ澄んだ空
49 現状維持 春待つや恵方知らせる店の声
50 現状維持 別珍の手触りのして梅の香よ
51 現状維持 春の日は練り羊羹の甘さかな
52 現状維持 天領に吹く風やさしつるし雛
53 1ランク昇格 友ふたり卒業の日の病室に
54 俳桜戦② 空のあお富士の蒼へと飛花落花
55 現状維持 木漏れ日を蹴散らし子らは夏に入る
56 1ランク降格 おさな子の乳房ふくめる玉の汗
57 現状維持 曇天に俯く北の濃紫陽花
58 1ランク昇格 道ばたの花束ひとつ虹立てり
59 現状維持 原子炉と共に溽暑に眠る町
60 1ランク昇格 嬰児の寝息の熱し砂日傘


(名人10段到達以降)

1 才能アリ 頬紅き少女の髪に六つの花
2 Bブロック脱落 ほろ酔いに赤いタワーも花篝
3 才能アリ 万緑や風まきこみて水落つる
4 才能アリ 雲海や朝日をうみて富士光る
5 才能アリ 黄金なす陽の香背に負う稲架一重
6 才能アリ しんしんと仏の白き息あおぐ
7 才能アリ トランクに腰掛けバス待つ春隣
8 才能アリ 蒼き踏むあおぐ山頂空青し
9 才能アリ 乙女摘む一芯二葉夏は来ぬ
10 才能アリ たいくつなコスモス風を揺すりけり
11 現状維持 千枚田海にくだけり稲すずめ
12 1ランク昇格 湯もみ歌聞こゆ湯畑雪もよい
13 現状維持 車窓にはじょんがらのごと雪しまく
14 1ランク昇格 湯気ましろましらましろよ雪見の湯
15 1ランク昇格 かやぶきの垂氷に溶ける空のあお
16 現状維持 左見右見風を抱くや鬱金香
17 1ランク昇格 ゆるゆると鷹鳩と化す日のリフト
18 現状維持 菖蒲葺く背伸びの空や鯉3つ
19 現状維持 万緑を穿つ朱なる列車かな
20 1ランク昇格 トランクの下の水たまりにも虹
21 現状維持 朝まだき町家にボレロ蝉しぐれ
22 現状維持 肩上げのなおたくし上げ冷やし瓜
23 1ランク昇格 遠花火音のみ響くビルの底
24 1ランク昇格 滂沱たる風鈴の音や市の朝
25 1ランク降格 缶ピース線香がわり墓洗ふ
26 1ランク降格 秋澄むや蒼し肺ふのありどころ
27 1ランク昇格 富士遥かあぜのかりがね寒き朝
28 1ランク昇格 ライン引き残してつるべ落としかな
29 現状維持 午後の陽にバギーの寝息銀杏散る
30 現状維持 南口きみ片待つや去年の冬
31 1ランク昇格 蜜柑「け」とばっちゃが降りた無人駅
D1 降格ドッキリ 富士に手をかざして返す羽根日和
32 1ランク昇格 御降りの洗いて清し富士青し
33 1ランク昇格 銀盤の弧の凍りゆく明けの星
34 現状維持 帯とけばころり福豆二つ三つ
35 現状維持 菜の花や厨に眠るあさり貝
36 現状維持 桃色の先になくなる雛あられ
37 1ランク降格 花びらも乗車するなり春隣
38 現状維持 ハムサンド芥子おおくて夏は来ぬ
39 1ランク昇格 紫陽花の泡立つ車窓午後の雨
40 現状維持 あるじ無き病室の窓四葩咲く
41 炎帝戦① 星空の螺鈿を恋ふる夜光虫
42 1ランク昇格 いさばのかっちゃスカーフはあけびの色
43 才能アリ 絵日記のはみ出すほどに茄子の牛
44 1ランク昇格 夜学果てまだ読みふけるおとがひよ
45 1ランク降格 えり足に冬の風ありLINE消す
46 現状維持 手袋の中の指輪よ再開よ
47 冬麗戦① ざくざくと空切りひらく雪下ろし
48 1ランク昇格 じっちゃんの咳ひとつ澄んだ空
49 現状維持 春待つや恵方知らせる店の声
50 現状維持 別珍の手触りのして梅の香よ
51 現状維持 春の日は練り羊羹の甘さかな
52 現状維持 天領に吹く風やさしつるし雛
53 1ランク昇格 友ふたり卒業の日の病室に
54 俳桜戦② 空のあお富士の蒼へと飛花落花
55 現状維持 木漏れ日を蹴散らし子らは夏に入る
56 1ランク降格 おさな子の乳房ふくめる玉の汗
57 現状維持 曇天に俯く北の濃紫陽花
58 1ランク昇格 道ばたの花束ひとつ虹立てり
59 現状維持 原子炉と共に溽暑に眠る町
60 1ランク昇格 嬰児の寝息の熱し砂日傘
61 炎帝戦②決勝 旱星ラジオは余震しらせおり
62 現状維持- 震禍の港あふるる笑顔初さんま
63 現状維持- 長き夜に母の声音の「ぐりとぐら」
64 金秋戦②決勝 廃村のポストに小鳥来て夜明け
65 現状維持- 関東炊き竹輪麩足して待つ帰り
66 現状維持- 義士の日のまねきに白く降る夜空
67 冬麗戦②決勝 万華鏡めける結露や初明かり
68 現状維持- 札止めの墨色の濃さ初芝居
69 1つ前進 牢名主のごと自販機のおでん缶
70 現状維持- ビル街や窓にあまたの山笑ふ
71 1つ前進 水やりはシジミ蝶起こさぬように
72 1つ前進 紙雛のにぎやか島の駐在所
73 春光戦③決勝 鷹鳩と化すカフェオレの白き髭
74 現状維持- 店先の香箱座り暮れの春
75 春の他流試合 退院の雲なき空やつばくらめ
76 1つ後退 手放せぬティッシュの甘く養花天
77 1つ前進 緑青のカラン石けんネット揺れて夏
78 1つ後退 薄暑なり日常を行く喪服の吾
79 炎帝戦③決勝 鯉やはらか喜雨に水輪の十重二十重
80 1つ前進 秋夕焼機内に遺影の席ひとつ
81 金秋戦③決勝 徒歩で行く免許返納秋の風
82 1つ後退 茎漬けに添へて売り子の土地訛り
83 1つ前進 乗り換えのマフラーの波寡黙なり
84 1つ後退 笹鳴の庭後にして帰京せり
85 冬麗戦③予選 初旅やほのかに匂ふポリ茶瓶
86 冬麗戦③決勝 湯豆腐にすの立ちはじむ四方の春
87 1つ前進 爪革の紅のさくさく霜柱
88 1つ前進 春近し鳩居堂二階句帳買ふ
89 1つ後退 白髪の薄色に染め春立ちぬ
90 現状維持- 長閑なりかの日の屋上遊園地
91 1つ前進 花粉来て獺の祭りのごとちり紙
92 現状維持- 給食費払えぬあの日の養花天
93 春光戦④決勝 風呂なしの四畳一間の三葉芹
94 現状維持- まかないの独活あえ清し春の暮
95 頑張ってる! 平成の蓬冷凍庫に眠る
96 1つ前進 花束の出来る工程春深し
97 ボツ 道中を終えて眼鏡の禿かな
98 ボツ 半夏生宅配ピザのMサイズ
99 ボツ おひねりや子役の見得に夏芝居
100 掲載決定 桐の花いつかは来ない紙袋
101 ボツ シンクの西日カップ焼きそばの「ボコン」
102 ボツ 藻の花やペットボトルにさやさやと
103 掲載決定 水玉の模様クロックスの日焼
104 炎帝戦④決勝 行合の空の御朱印めぐりかな
105 掲載決定 読み終へて痣の醒めゆくごと朝焼
106 ボツ ライスカレー匙のすっくと氷水
107 ボツ レジ横の「本日台風コロッケの日」
108 ボツ 野分の夜ほぐす卵ののの形
109 ボツ 口立てのカセットの声秋彼岸
110 ボツ 秋の灯に透かす卵に命あり
111 秋の他流試合
掲載決定
暮れてゆく秋の飴色セロテープ
112 ボツ 芒散る雀色時つく列車
113 金秋戦④決勝
掲載決定
火恋し形見の竜頭巻く深夜
114 掲載決定 何度目のオセロ薄目のこたつ猫
115 ボツ 真珠婚妻の手の染み冬紅葉
116 ボツ 馬の鼻やわらかきもの雪催い
117 掲載決定 妻よりと楽屋見舞いの加湿器来
118 掲載決定 四日はや雪駄でたぐる駅の蕎麦
119 冬麗戦④4位 鏡越しロット巻く手や春隣
120 ボツ 風花や改札口に眼鏡拭く
121 掲載決定 あえかなる鏡の色をして冬日
122 掲載決定 春の雪まだ現役の鯨尺
123 ボツ 〆に出るオモニ自慢の千鱈汁
124 掲載決定 トリミング終えて仔犬の腹や春


参照①