【ロンドン時事】英誌エコノミスト最新号(14~20日)は、高市早苗首相を「世界で最も強力な女性」と紹介する特集記事を掲載した。 先の衆院選で自民党を大勝に導いた高市氏は「自国を変革する歴史的な機会を手にした」とし、それを無駄にしないため諸課題に正面から取り組み、変革に踏み出すべきだと論じた。 富士山を背景に笑顔で右手を挙げる高市氏のイラストが添えられた記事は、自民党は日本の政治を長く支配してきたが「これほど決定的な勝利を収めたことはかつてない」と指摘。「大勝利が生み出した(国民の)期待」に応えるにはより広く、大きな視野で考える必要があるとし、高市氏は「右派の忠実な支持者だけでなく日本全体の指導者」になる必要があると主張した。 さらに、高市氏は「日本の防衛体制の変革を加速させるのに適した立場」にあり、防衛力を多面的に高めようとする「正しい考え」を持っていると分析。非核三原則見直しに言及したことに関し、「核兵器について語ることを含め、タブーを破ろうとする姿勢は健全」だと評価した。 一方で、広範な支持を「自身の狭いイデオロギー的目標を追求する許しを得たと誤解する恐れ」があると指摘。「熱心な民族主義者」の高市氏が靖国神社に参拝するようなことがあれば、対中関係のさらなる悪化を招く上、「中国の台頭に対抗するため不可欠な、韓国との脆弱(ぜいじゃく)な歩み寄りを壊す」可能性があると警告した。