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インフェルノ(Inferno)

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映画『インフェルノ』日本版予告編

『インフェルノ』プロモーションムービー

イルミナティの洗脳映画、「インフェルノ」 (NWO MIX)
DVD 
2016/10/26 に公開
14世紀イタリアの詩人、ダンテ・アリギエーリによる、代表作「神曲」。このイタリア文学最大の古典書と言われる、作品に描かれた「地獄篇」をモデルに、ダン・ブラウンが書き下した、最新作「インフェルノ」が映画化。主演には再び、「ダヴィンチ・コード」や「悪魔と天使」でもお馴染みの、トム・ハンクスが抜擢され、いつも通りのプロパガンダを大衆に吹き込む。エリートが企む、NWOアジェンダを、エッジの効いたテンポで暴く。
   

小説説明
人類の未来を永久に変えてしまう、恐るべきゾブリストの野望―。破壊的な「何か」は既に世界のどこかに仕掛けられた。WHO事務局長シンスキーと合流したラングドンは、目に見えぬ敵を追ってサン・マルコ大聖堂からイスタンブールへと飛ぶ。しかし輸送機の中でラングドンに告げられたのは、驚愕の事実だった!ダンテの“地獄篇”に込められた暗号を解読し、世界を破滅から救え!怒涛のクライマックス!
著者について
●ダン・ブラウン:1964年ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。2003年刊行のラングドンシリーズ二作目「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍ベストセラー作家の仲間入りを果たす。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある。
●越前 敏弥:文芸翻訳者。1961年石川県金沢市生まれ。東京大学文学部国文科卒。大学在学中から学習塾を自営、留学予備校講師などを経たのち、37歳からエンタテインメント小説の翻訳の仕事をはじめる。ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』(角川文庫)など、ダン・ブラウンの作品を筆頭に、60冊以上の訳書がある。単著に、日本人が誤読・誤訳に陥りがちな英文を収集した『越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文』、翻訳学習者向けに書いた『越前敏弥の日本人なら必ず悪訳する英文』(以上、ディスカヴァー携書)、『翻訳百景』(角川新書)などがある。
著者略歴
ブラウン,ダン 1964~。米ニューハンプシャー生まれ。アマースト大学を卒業後、英語教師から作家へ転身。1998年『パズル・パレス』でデビュー。2003年、4作目となる『ダ・ヴィンチ・コード』を刊行、1週目からベストセラーランキング1位を獲得し、各国でも次々に翻訳出版され、社会現象といえるほどの驚異的な売れ行きとなる。父は数学者、母は宗教音楽家、そして妻は美術史研究者であり画家でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

インフェルノ (2016年の映画)

百科事典
インフェルノ
Inferno
監督 ロン・ハワード
脚本 デヴィッド・コープ
原作 インフェルノ
- ダン・ブラウン
製作 ブライアン・グレイザー
マイケル・デ・ルカ
アンドレア・ジャンネッティ
製作総指揮 ダン・ブラウン
ウィリアム・M・コナー
アンナ・カルプ
デヴィッド・B・ハウスホルター
出演者 トム・ハンクス
フェリシティ・ジョーンズ
オマール・シー
ベン・フォスター
イルファーン・カーン
シセ・バベット・クヌッセン英語版
音楽 ハンス・ジマー
撮影 サルヴァトーレ・トチノ英語版
編集 トム・エルキンズ
ダニエル・P・ハンリー
製作会社 イマジン・エンターテインメント
スカイラーク・プロダクションズ
配給 コロンビア映画
公開 イギリスの旗 2016年10月14日
アメリカ合衆国の旗日本の旗 2016年10月28日
上映時間 121分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
前作 天使と悪魔

インフェルノ』(Inferno)は、ダン・ブラウンによる2013年の同名の小説を原作とし、ロン・ハワードが監督、デヴィッド・コープが脚本を務めた2016年のアメリカ合衆国のミステリスリラー映画である。『ダ・ヴィンチ・コード』及び『天使と悪魔』の続編であり、再びロバート・ラングドン役を務めるトム・ハンクスに加え、フェリシティ・ジョーンズオマール・シーシセ・バベット・クヌッセン英語版ベン・フォスターイルファーン・カーンらが出演する。撮影は2015年4月27日よりヴェネツィアで始まり、7月21日にブダペストで完了した。2016年10月28日より3D及び2Dで公開された。

プロット

ハーバード大学教授のロバート・ラングドンイタリアフィレンツェの病院の一室で目を覚ます。彼にはここ数日間の記憶がなく、そして世界が灼熱地獄と化す幻影に悩まされていた。彼の担当医の一人であるシエナ・ブルックスは彼が頭部への銃撃による怪我が原因で記憶喪失に陥っているのだと告げる。そこに突然、女殺し屋のヴァエンサが現れる。シエナはラングドンの逃亡を手助けし、二人は彼女のアパートへ逃げ込む。

二人はラングドンの所持品の中にダンテの「インフェルノ」をモチーフとしたボッティチェリの「地獄の見取り図」に一部修正を加えた映像を映し出す小型のプロジェクター(ファラディー・ポンインタ)を見つける。やがて彼らはそれがバートランド・ゾブリストによって残された第一の手掛かりである事に気づく。彼は大富豪でもある遺伝学者で、その主張は「過激な方策を以ってしない限り地球の人口爆発に歯止めをかける事はできない」と言うものであったが、武装した政府部隊に追跡された際に自殺により命を絶った。ラングドンとシエナは、ダンテに取り憑かれたゾブリストが大量殺戮を可能とする「インフェルノ」なるウィルスを開発したのではと考える。その間にも彼らはアパートを突き止めたヴァエンサと地元警察の両方に追われ再び逃亡を余儀なくされる。ダンテの作品や歴史、そしてフィレンツェの町に関するラングドンの豊富な知識を頼りに暗殺者や政府機関の追っ手から逃れつつ、二人は文字や言葉といった手掛かりを追ってフィレンツェヴェネチアの様々な場所を訪れる。その中でラングドンは彼自身が決定的な手掛かりであるダンテのデスマスクを盗んだ事を知るが、その事を覚えていない。

ヴァエンサは彼女の雇い主であるハリー・シムズに状況を報告する。彼は警備会社「コンソーシアム」のCEOであり、ゾブリストは彼らの顧客であった。一方、二人を追う政府武装部隊は世界保健機関(WHO)であり、彼らはエリザベス・シンスキーの指揮の元、ゾブリストの開発したウィルスの拡散を防ごうとしていた。ゾブリストはウィルスに関するビデオメッセージをシムズに託しており、これをウィルスの拡散後に公開するように指示していた。ビデオの内容に衝撃を受けたシムズはシンスキーと協力してウィルスの拡散を阻止しようとする。しかしその頃、ラングドンとシエナはWHOの一員であると称するクリストフ・ブシャールから接触を受け、シンスキーは裏切り者であり、彼女は自らの利益の為に「インフェルノ」ウィルスを追っているのだと聞かされる。三人はしばし協力するが、やがてラングドンはブシャールこそが自らの利益の為にウィルスを追っているということを見抜き、再び二人での逃亡が始まる。

ラングドンはウィルスがイスタンブールアヤソフィアにある事を突き止める。それを知ったシエナは、彼女がゾブリストのかつての恋人であり、自らがウィルスを拡散させる決意である事を明らかにし、ラングドンの元から逃走する。ここまでの過程はゾブリストに万が一があった際のバックアップ・プランだったのだ。一方ラングドンは再びブシャールによって捕らわれの身となるがシムズによって助けられシンスキーとの再会を果たす。かつての恋人である彼女がラングドンにファラディー・ポンインタの画像の謎解きを依頼し、その結果として彼はシムズの組織に誘拐されベンゾジアゼピンを投与され、記憶を失ったのであった。病院でラングドンが殺し屋に命を狙われたのは茶番劇だったのである。

ウィルスの入ったバッグはイスタンブールバシリカ・シスタンの地下貯水池にあった。ラングドン、シムズ、そしてシンスキーらがWHOの部隊と共にバッグの捜索と回収に急ぐ一方、シエナと彼女の同胞は爆発物によりバッグを破裂させウィルスの拡散を図る。シエナはシムズを殺害し、そしてラングドンの前で自らの命を投げ打ってウィルスを解き放とうとするが間一髪でバッグは無事に回収され、シエナの同胞達も殺される。ウィルスはWHOに接収され、ラングドンはデスマスクを返す為にフィレンツェへと戻った。

キャスト

※括弧内は日本語吹替

製作

2013年7月16日、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントダン・ブラウンによるロバート・ラングドンを主役としたシリーズ小説の4作目『インフェルノ』の映画でロン・ハワードが監督を務め、デヴィッド・コープが脚本を執筆する予定であることを発表した[5]。製作はイマジン・エンターテインメントが務め、ラングドン役にはトム・ハンクスの続投が検討された[5]。2014年8月26日、ソニーはハワードとハンクスとの契約を結び、2015年4月からイタリアで撮影を開始する予定を組んだ[1]。また、ブライアン・グレイザーもプロデューサーを続投した[1]

2014年12月2日、フェリシティ・ジョーンズと出演交渉中であることが報じられた[6]。2015年2月17日、スタジオはシエナ・ブルックス役のジョーンズ、クリストフ・ブルーダー(映画ではブシャール)役のオマール・シー、ハリー・"プロヴォスト"・シムズ役のイルファーン・カーン、世界保健機関事務局長エリザベス・シンスキー役のシセ・バベット・クヌッセン英語版といったキャストを発表した[2]。2015年3月10日、さらにベン・フォスターが名称不明の悪役で加わったことが報じられた[3]

撮影

撮影は2015年4月27日よりイタリアのヴェネツィアで始まり[7]、同月末にはフィレンツェに移った。ハンクスが登場する屋外の場面は5月2日より始まり、ヴェッキオ宮殿や市内の歴史的な場所で撮影が行われた。第二班のスタントはヴェッキオ橋付近のアパートで撮影を行った。5月11日、フィレンツェのランドマークの低飛行空撮が行われた[8]。また、パドヴァ駅でも同様に撮影されている[9]。6月5日時点で映画の多くの部分をハンガリーブダペストコルダ・スタジオ英語版で撮る計画が立てられていた[10]。撮影は7月21日に完了した[11]

物語序盤でラングドンが脳震盪となることから、ロケ撮影中の製作コードネームは「Headache」(頭痛)であった[8][12]

公開

2013年7月、ソニーは公開日を2015年12月18日と発表した[5]。しかしながら『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』と公開日が衝突すると、2016年10月14日に変更された[13]。2016年初頭、公開日は2016年10月28日に再変更された[14]。公開形態は2D及び3Dである[15]。2016年5月9日、ソニーは1本目のティーザー予告編を公開した[16]

出典

  1. ^ a b c Fleming Jr, Mike (2014年8月26日). “Sony Pictures Locks Tom Hanks, Ron Howard For April ‘Inferno’ Start”. Deadline.com. http://deadline.com/2014/08/sony-pictures-locks-tom-hanks-ron-howard-for-april-inferno-start-825270/ 2015年5月4日閲覧。 
  2. ^ a b c d e Hipes, Patrick (2015年2月17日). “Robert Langdon Pic ‘Inferno’ Adds Omar Sy & More As Cast Goes Global”. Deadline.com. http://deadline.com/2015/02/inferno-movie-omar-sy-irrfan-khan-sidse-babett-knudsen-dan-brown-1201375352/ 2015年2月18日閲覧。 
  3. ^ a b Kit, Borys (2015年3月10日). “Ben Foster Joining Tom Hanks in 'Inferno' (Exclusive)”. The Hollywood Reporter. http://www.hollywoodreporter.com/news/ben-foster-joining-tom-hanks-780379 2015年5月4日閲覧。 
  4. ^ a b c 'Da Vinci Code' Sequel 'Inferno' Starring Tom Hanks Starts Filming In Italy: See Behind-The-Scenes PHOTOS”. 2015年6月7日閲覧。
  5. ^ a b c Kilday, Gregg (2013年7月16日). “Sony Sets Release Date for Film Adaptation of Dan Brown's 'Inferno'”. The Hollywood Reporter. http://www.hollywoodreporter.com/news/sony-sets-release-date-film-586188 2015年5月4日閲覧。 
  6. ^ Jaafar, Ali (2014年12月2日). “Felicity Jones In Early Talks To Join ‘Inferno’ With Tom Hanks”. Deadline.com. http://deadline.com/2014/12/felicity-jones-in-early-talks-to-join-tom-hanks-in-inferno-1201306020/ 2014年12月7日閲覧。 
  7. ^ Lesnick, Silas (2015年4月27日). “Production Begins on Ron Howard’s Da Vinci Code Sequel, Inferno”. ComingSoon.net. http://www.comingsoon.net/movies/news/434441-production-begins-on-ron-howards-da-vinci-code-sequel-inferno 2015年4月28日閲覧。 
  8. ^ a b “Inferno, riprese in città: attenzione c'è il "rischio" di finire nel film” (Italian). Firenze Today. (2015年5月7日). http://www.firenzetoday.it/cronaca/inferno-riprese-finire-film.html 2015年5月13日閲覧。 
  9. ^ “Tom Hanks corre a Padova nel trailer di "Inferno"” (Italian). Il Mattino di Padova. (2016年5月10日). http://mattinopadova.gelocal.it/padova/cronaca/2016/05/10/news/tom-hanks-corre-a-padova-nel-trailer-di-inferno-1.13447403?ref=hfmppdes-1 2016年5月10日閲覧。 
  10. ^ “Tom Hanks To Move To Budapest For Shooting Of New Movie "Inferno"”. Hungary Today. (2015年1月16日). http://hungarytoday.hu/news/tom-hanks-move-budapest-shooting-new-movie-inferno-34249 2015年6月5日閲覧。 
  11. ^ Ron Howard [RealRonHoward] (July 21, 2015). "Wrapped #InfernoMovie and now heading into the editing rooms. #TomHanks #FelicityJones & Co were a blast pic.twitter.com/QKM1U2TLII" (Tweet). July 27, 2015閲覧. 
  12. ^ San Marco torna set cinematografico Ron Howard dirige Tom Hanks” [San Marco back film set Ron Howard directs Tom Hanks] (Italian). Il Gazzettino (2015年4月27日). 2015年5月13日閲覧。
  13. ^ Sneider, Jeff (2014年10月9日). “Tom Hanks, Ron Howard’s ‘Inferno’ Moves Off ‘Star Wars: Episode VII’ Release Date”. TheWrap. http://www.thewrap.com/tom-hanks-ron-howards-inferno-moves-off-star-wars-episode-vii-release-date/ 2015年5月4日閲覧。 
  14. ^ Gallagher, Brian (2016年2月17日). “‘The Ring’ Sequel ‘Rings’ Gets a New Halloween Release Date”. MovieWeb. 2016年3月14日閲覧。
  15. ^ October 2016 Releases”. Film Distributors' Association. 2016年1月27日閲覧。
  16. ^ Sony Pictures Entertainment (2016-05-09), INFERNO - Teaser Trailer (HD), https://www.youtube.com/watch?v=xbNBB1D37U8 2016年5月10日閲覧。 

外部リンク


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