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Analects of Confucius、Entretiens de Confucius、Analekten des Konfuzius


論 語 (學而 第一)   学問のすすめ

◎ 『論語素読』学而第一

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學而 第一

01-01

子曰、學而時習之、不亦説乎、有朋自遠方来、不亦楽乎、人不知而不慍、不亦君子乎

いわく、まなんでときにこれをならう。またよろこばしからずや。ともあり、遠方えんぽうよりたる。またたのしからずや。ひとらずしていきどおらず、また君子くんしならずや。

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01-02

有子曰、其爲人也、孝弟而好犯上者、鮮矣、不好犯上而好作乱者、未之有也、君子務本、本立而道生、孝弟也者、其爲仁之本與、

有子ゆうしいわく、そのひととなりや孝悌こうていにして、かみを犯すをこのものすくなし。かみおかすことをこのまずして、らんをなすをこのものはいまだこれあらざるなり。君子くんしもとつとむ。もとちてみち しょうず。 孝悌こうていなる ものはそれ じんもとたるか。






01-03

子曰、巧言令色、鮮矣仁、

いわく、巧言こうげん令色れいしょくすくななしじん






01-04

曾子曰、吾日三省吾身、爲人謀而忠乎、與朋友交言而不信乎、傳不習乎

曾子そうしいわく、われはたびわがかえりみる。ひとのためにはかりてちゅうならざるか。朋友ほうゆうまじわりてしんならざるか。ならわざるをつたうるか。






01-05

子曰、道千乘之國、敬事而信、節用而愛人、使民以時、

いわく、千乗せんじょうの国をおさむるには、事をつつしみて信あり、用をせっして人を愛し、民を使うにときをもってす。






01-06

子曰、弟子入則孝、出則弟、謹而信、汎愛衆而親仁、行有餘力、則以學文、

いわく、弟子ていし、入りてはすなわち孝、出でてはすなわちてい、謹みて信あり、ひろく衆を愛して仁に親しみ、おこなって余力あればすなわちもってぶんを学べ。






01-07

子夏曰、賢賢易色、事父母能竭其力、事君能致其身、與朋友交、言而有信、雖曰未學、吾必謂之學矣、

子夏曰く、「賢賢たるかなとかげの色や」(賢を賢として色に易え)とあり。父母につかえてはよくその力をつくし、君に事えてよくその身をいたし、朋友と交わり、言いて信あらば、いまだ学ばずというといえども、われは必ずこれをまなびたりといわん。






01-08

子曰、君子不重則不威、學則不固、主忠信、無友不如己者、過則勿憚改、

いわく、君子おもからざればすなわちあらず。学べばならず。忠信を主とし、おのれにしかざる者を友とするなかれ。あやまちてはあらたむるにはばかることなかれ。






01-09

曾子曰、愼終追遠、民徳歸厚矣

曾子そうし曰く、「終りを慎しみ、遠きを追う」とあり、民の徳、あつきにせしかな。






01-10

子禽問於子貢曰、夫子至於是邦也、必聞其政、求之與、抑與之與、 子貢曰、夫子温良恭儉譲以得之、夫子之求之也、其諸異乎人之求之與、

子禽しきん、子貢に問うて曰く、夫子ふうしのこのくにに至るや、必ずそのまつりごとを聞く。これを求めたるか、そもそもこれを与えられしか。子貢曰く、夫子は温良恭倹譲おんりょうきょうけんじょうにしてもってこれを得たり。夫子ふうしのこれを求めしや、それこれ人のこれを求むるとことなるか。






01-11

子曰、父在觀其志、父沒觀其行、三年無改於父之道、可謂孝矣、

いわく、父いますときはその志を、父ぼっすればそのおこないを観る。三年父の道をあらたむることなし。こうというべきなり。






01-12

有子曰、禮之用和爲貴、先王之道斯爲美、小大由之、

有子ゆうし曰く、礼をこれ用うるには、和をたっとしとなす。先王せんおうの道もこれをとなせり。小大しょうだいにこれによらばおこなわれざるところあればなり。を知りて和するも礼をもってこれをせっせざれば、またおこなうべからざるなり。






01-13

有子曰、信近於義、言可復也、恭近於禮、遠恥辱也、因不失其親、亦可宗也、

有子ゆうし曰く、信は義に近ければ、言うことむべきなり。きょうは礼に近づけば、恥辱ちじょくに遠ざかるなり。いんにてそのしんを失わざれば、またたっとぶべきなり。






01-14

子曰、君子食無求飽、居無求安、敏於事而愼於言、就有道而正焉、可謂好學也已矣

いわく、君子は食にくを求むるなく、きょやすきを求むるなし。事にびんにして言に慎しみ、有道ゆうどうに就いてただす。がくこのむというべきのみ。






01-15

子貢曰、貧而無諂、富而無驕、何如、子曰、可也、未若貧時樂道、富而好禮者也、 子貢曰、詩云、如切如磋、如琢如磨、其斯之謂與、 子曰、賜也、始可與言詩已矣、告諸往而知來者也、

子貢しこう曰く、貧にしてへつらうなく、富みておごるなきはいかん。いわく、可なり。いまだ貧にして楽しみ、富みて礼を好む者にしかざるなり。子貢曰く、詩に云う、「せっするがごとくするがごとく、たくするがごとく磨するがごとし」と。それこれのいか。いわく、や、始めてともに詩を言うべきのみ。これにくを告げて、来るを知るものなればなり。






01-16

子曰、不患人之不己知、患己不知人也、

いわく、人のおのれを知らざるをうれえず、人を知らざるをうれうるなり。







論 語 (學而 第一) 終

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孔子は、よきリーダーとなるために
人間としての「徳」を身につけなさい、そのための努力をしなさいと説いています。
四書五経は日本の文化論語は小学生から学ぶ必須の書
( 人は心で動く ) ( 利をみて義を思う )

上に立つ者(リーダー)は、それなりの器量と人格がなくてはいけません

  ・仁 (思いやりの心)
  ・義 (人間としての正しいすじ道)
  ・礼 (他の人に敬意を示す作法)
  ・勇 (決断力)
  ・智 (洞察力、物ごとを判断する働き)
  ・謙 (謙虚、つつましくひかえめ)
  ・信 (うそをつかない約束を守る)
  ・忠 (まごころ)
  ・寛 (寛容、心が広く人のあやまちを受け入れる)

の自分を律する倫理性(徳)をもたなければならないと孔子は説いています。



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参考資料
論語-日本語WikiEnglish-WikiFrancais -WikiDeutsch -Wiki
This site contains the Lun Yu (499 sayings of Confucius) in 23 languages
論語confucius-multi-Lingual(孔学出版社)

中國哲學書電子化計劃-諸子百家(Chinese Text Project)
論語Analects of Confucius-繁伜 Chinese Wiki
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