論語教育 道徳教育 《徳=仁.義.礼.勇.智.謙.信.忠.寛》 孔子 儒教
序
學而第一
為政第二
八
第三
里仁第四
公冶長第五
雍也第六
述而第七
泰伯第八
子罕第九
郷党第十
先進第十一
顔淵第十二
子路第十三
憲問第十四
衛霊公第十五
季氏第十六
陽貨第十七
微子第十八
子張第十九
尭曰第二十
論 語
(雍也 第六)
06-01
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
雍
(
よう
)
や
南面
(
なんめん
)
せしむべし。
仲弓
(
ちゅうきゅう
)
、
子桑伯子
(
しそうはくし
)
を問う。
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
可
(
か
)
や
簡
(
かん
)
なり
。
仲弓
(
ちゅうきゅう
)
曰く、
敬
(
けい
)
に居りて簡を行ない、もってその民に臨むは、また可ならずや。簡に居りて簡を行なうは、すなわち
大
(
はなは
)
だ簡なるなからんや。
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
雍
(
よう
)
の言うことしかり。
06-02
哀公
(
あいこう
)
問う、
弟子
(
ていし
)
、たれか学を好むとなす。孔子
対
(
こた
)
えて曰く、
顔回
(
がんかい
)
なる者ありて学を好みたり。怒りを
遷
(
うつ
)
さず、過ちを
弐
(
ふたた
)
びせず。不幸、短命にして死せり。今やすなわちなし。いまだ学を好む者あるを
聞
(
き
)
かざるなり。
06-03
子華
(
しか
)
、
斉
(
せい
)
に使いす。
冉子
(
ぜんし
)
、その母のために
粟
(
ぞく
)
を請う。
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、これに
釜
(
ふ
)
を与えよ。
益
(
ま
)
さんことを請う。曰く、これに
(
ゆ
)
を与えよ。冉子、これに粟五
秉
(
へい
)
を与う。
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、赤の斉に
適
(
ゆ
)
くや、
肥馬
(
ひば
)
に
乗
(
の
)
り、
軽裘
(
けいきゅう
)
を
衣
(
き
)
る。われはこれを聞く。君子は急を
周
(
すく
)
うて富めるに継がず、と。
原思
(
げんし
)
、これが宰たり。これに粟九百を与う。辞す。
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、もってなんじが
鄰里
(
りんり
)
郷党
(
きょうとう
)
に与うるなからんや。
06-04
子、
仲弓
(
ちゅうきゅう子、
仲弓
(
ちゅうきゅう
)
を謂いて曰く、
犂牛
(
りぎゅう
)
の子、
(
あか
)
くしてかつ
角
(
つの
)
あらば、用いるなからんと欲すといえども、
山川
(
さんせん
)
、それこれを
舎
(
お
)
かんや。
06-05
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
回
(
かい
)
や
其の心
三月
(
さんがつ
)
、仁に
違
(
たが
)
わず。その余はすなわち
日月
(
ひびつきずき
)
に至るのみ。
06-06
季康子
(
きこうし
)
、問う、
仲由
(
ちゅうゆう
)
は
政
(
まつりごと
)
に従わしむべきか。
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
由
(
ゆう
)
や
果
(
か
)
なり。政に従うにおいて何かあらん。曰く、
賜
(
し
)
や政に従わしむべきか。曰く、
賜
(
し
)
や
達
(
たつ
)
なり。政に従うにおいて何かあらん。曰く、
求
(
きゅう
)
や政に従わしむべきか。曰く、
求
(
きゅう
)
や
芸
(
げい
)
あり。政に従うにおいて
何
(
なに
)
かあらん。
06-07
季氏
(
きし
)
、
閔子騫
(
びんしけん
)
をして
費
(
ひ
)
の
宰
(
さい
)
たらしめんとす。閔子騫曰く、よくわがためにこれを辞せ。もしわれに
復
(
ふた
)
たびする
者
(
こと
)
あらば、われは必ず
(
ぶん
)
の
上
(
ほとり
)
にあらん。
06-08
伯牛
(
はくぎゅう
)
、
疾
(
やまい
)
あり。子これを問い、
(
まど
)
よりその手を
執
(
と
)
る。曰く、これを
亡
(
うしな
)
わん。
命
(
めい
)
なるかな。この人にしてこの
疾
(
やまい
)
あり。この人にしてこの
疾
(
やまい
)
あらんとは。
06-09
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
賢
(
けん
)
なるかな
回
(
かい
)
や。一
箪
(
たん
)
の
食
(
し
)
、一
瓢
(
ぴょう
)
の
飲
(
いん
)
、
陋巷
(
ろうこう
)
にあり。人はその憂えに
堪
(
た
)
えず。回やその楽しみを
改
(
あらた
)
めず。賢なるかな
回
(
かい
)
や。
06-10
冉求
(
ぜんきゅう
)
曰く、
子
(
し
)
の道を
説
(
よろこ
)
ばざるにはあらず。力足らざるなり。
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、力の足らざる者は、中道にして
廃
(
はい
)
す。今、なんじは
画
(
かぎ
)
る。
06-11
子、
子夏
(
しか
)
に謂いて曰く、なんじ君子の
儒
(
じゅ
)
となれ。小人の
儒
(
じゅ
)
となるなかれ。
06-12
子游
(
しゆう
)
、
武城
(
ぶじょう
)
の
宰
(
さい
)
となる。
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、なんじ人を得たるか。曰く、
澹台滅明
(
たんだいめつめい
)
なる者あり。行くに
径
(
こみち
)
によらず。公事にあらざれば、いまだかつて
偃
(
えん
)
の室に
至
(
いた
)
らざるなり。
06-13
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
孟之反
(
もうしはん
)
、
伐
(
ほこ
)
らず。
奔
(
はし
)
りて
殿
(
でん
)
す。まさに門に
入
(
い
)
らんとす。その馬に
策
(
むち
)
うちて曰く、あえて
後
(
おく
)
れたるにあらず。馬、
進
(
すす
)
まざりしなり。
06-14
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
祝
(
しゅくだ
)
の
佞
(
ねい
)
あらずして、
宋朝
(
そうちょう
)
の美あらば
、
難
(
かた
)
いかな、今の世に
免
(
まぬが
)
れんこと。
06-15
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
誰
(
たれ
)
かよく
出
(
い
)
ずるに
戸
(
こ
)
によらざらん。なんぞこの
道
(
みち
)
によるなきや。
06-16
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
質
(
しつ
)
、
文
(
ぶん
)
に勝れば
野
(
や
)
、文、質に勝れば
史
(
し
)
、
文質
(
ぶんしつ
)
彬彬
(
ひんぴん
)
として、しかるのちに
君子
(
くんし
)
なり。
06-17
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、人の
生
(
うま
)
るるや
直
(
なお
)
し。これを
罔
(
なみ
)
して
生
(
い
)
くるや、幸いにして
免
(
まぬが
)
れんのみ。
06-18
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、これを
知
(
し
)
る者はこれを
好
(
この
)
む者にしかず。これを
好
(
この
)
む者はこれを
楽
(
たのし
)
しむ者にしかず。
06-19
子曰、中人以上、可以語上也、中人以下、不可以語上也、
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
中人
(
ちゅうじん
)
以上はもって
上
(
かみ
)
を語るべきなり。中人以下はもって
上
(
かみ
)
を語るべからず。
06-20
樊遅
(
はんち
)
、知を問う。
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、民の義を務め、
鬼神
(
きしん
)
を
敬
(
けい
)
してこれを遠ざく。知と謂うべし。仁を問う。曰く、
仁者
(
じんしゃ
)
は難きを
先
(
さき
)
にして
獲
(
う
)
るを
後
(
のち
)
にす。仁と謂うべし。
06-21
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、知者は水を楽しみ、
仁者
(
じんしゃ
)
は山を楽しむとあり。知者は動き、
仁者
(
じんしゃ
)
は静かなり。知者は楽しみ、
仁者
(
じんしゃ
)
は
寿
(
いのちなが
)
し。
06-22
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
斉
(
せい
)
、
一変
(
いっぺん
)
すれば
魯
(
ろ
)
に至り、
魯
(
ろ
)
、一変すれば
道
(
みち
)
に至らん。
06-23
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
觚
(
こ
)
にして觚ならずんば、觚ならんや、觚ならんや。
06-24
宰我
(
さいが
)
、問うて曰く、
仁者
(
じんしゃ
)
はこれに告げて、
井
(
せい
)
に人ありと曰うといえども、それこれに従わん。
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、なんすれぞそれ
然
(
しか
)
らんや。君子は
逝
(
ゆ
)
かしむべきなり。
陥
(
おとしい
)
るべからざるなり。
欺
(
あざむ
)
くべきなり。
罔
(
し
)
うべからざるなり。
06-25
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、君子は
博
(
ひろ
)
く
文
(
ぶん
)
を学び、これを
約
(
やく
)
するに礼をもってすれば、またもって
畔
(
そむ
)
かざるべし。
06-26
子、
南子
(
なんし
)
を見る。
子路
(
しろ
)
、
説
(
よろこ
)
ばず。夫子、これに
矢
(
ちか
)
いて曰く、予が
否
(
しから
)
ずとするところのものは、天これを
厭
(
す
)
てん。天これを厭てん。
06-27
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、
中庸
(
ちゅうよう
)
の徳たるや、それ至れるかな。民よくすること
鮮
(
すくな
)
きや
久
(
ひさ
)
し。
06-28
子貢
(
しこう
)
曰く、もし
博
(
ひろ
)
く民に
施
(
ほどこ
)
してよく衆を
済
(
すく
)
うものあらばいかんぞや。仁と謂うべきか。
子
(
し
)
曰
(
いわ
)
く、なんぞ仁を
事
(
こと
)
とせん。必ずや聖か。
尭舜
(
ぎょうしゅん
)
もそれなおこれを
病
(
や
)
めり。それ
仁者
(
じんしゃ
)
はおのれ立たんと欲して人を立て、おのれ達せんと欲して人を達せしむ。よく近く
譬
(
たと
)
えを取る。仁の
方
(
ほう
)
と謂うべきのみ。
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